岐阜県関市の伝統産業である刃物は今から約800年前より当地で始まった刀匠による日本刀製作を起源としている。
最も盛んであった戦国時代には200名以上の刀匠が関市に住み、多くの銘刀が生み出された。明治の廃刀令以降は需要が減り現在は十数名が活動している。その技術は現代の刃物づくりに活かされ、包丁、ハサミ、ナイフ、カミソリなど世界的な刃物の産地を形成している。関市の刃物産業を広く海外に認知させることを目的とした、岐阜県の海外デザイナー招聘事業としてHonsekitoプロジェクトがスタートした。
ルイヴィトンやブルガリなど世界的なブランドのデザインを手掛けるアトリエ・オイ (atelier oï)。との連携により、外国人ならではの発想で日本刀を捉えることで、これまでにないシンプルでありながら繊細で且つ湧き上がる力強さを兼ね備えたデザインが出来上がった。刀匠の鍛錬や居合道に触れることで日本人の精神性も理解しデザインに反映させた。作刀を担当する二十六代藤原兼房の過去から現在、未来へと脈々と受け継がれていく精神をDNAの螺旋に見立てて拵えのデザインとし、柄頭から鍔、鞘、鐺まで金属で一連に繋がるように表現した。
デザインはスイスのアトリエ・オイ (atelier oï)。
刀は二十六代藤原兼房作。
拵(こしらえ)はスイスの宝飾職人が製作。
牛革巻き、螺旋、頭(かしら)、鐺(こじり)、鯉口は14金、鍔は銅に金メッキを使用。
CASA GIFU Ⅱとしてミラノサローネで展示。
GIFU Crafts Exhibition 木守りとしてGINZA SIXで展示。
商品名 | 本関刀 Honsekito |
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商品価格(税別) | 価格:円相場、金相場が変動しますのでお問合せください。 受注生産:約1年 |