熟練技術の集大成
長谷川刃物では、刃物の製造工程のほとんどを自社工場にて行っております。機械により自動化されている工程も一部ありますが、小刃引きや仕組みの調整など手作業による工程も多く、職人の熟練技術により、高い品質が保たれています。
製造工程
プレス
板状の鋼材から刃の元となる「ブレード」を作ります。
焼入れ
1000℃前後の温度でブレードに熱を入れます。熱して冷やすことにより刃物として使用できる硬度を得ることができます。
刃引き・裏引き
砥石でブレードを削って刃を付けます。
ハサミの切れ味を左右する大事な工程で1/100mm単位で調整します。
研磨・表面バフ
ブレードの表面を美しく加工しながら、形を整えていきます。
検品
ブレードの小さなキズやサビを1本1本手作業で確認します。
樹脂成形
金型に溶かした樹脂を流し込み、ハサミのハンドル部分を成形します。
カシメ
2つのブレードをカシメて1つのハサミにします。
小刃引き
切れ味が長持ちするために、角度の違う刃(小刃)を付けます。
仕組(しぐみ)
ブレードとブレードの噛み合わせを調整します。職人の手でひとつひとつ調整し切れ味の良いハサミを作り上げます。
検品・梱包
汚れや傷がないか最終チェックを行い梱包します。
出荷
製品として出荷されます。